クリエイターとして初作品​​ ​Sho Uehara / Once and Again feat. Chihiroを出した理由とか色々。

先日、クリエイターとして初作品を発表しました。YoutubeのMVをテキストに埋め込んでるので記事内で見れます。僕は基本的にフリーのレコーディングエンジニアで、アーティストをサポートする側の人間だけど、音楽の在り方として色々試したい事があったので、実際に作品を作ってみたというところ。

 

*noteからの転載記事です。

https://note.mu/shouehara/n/nf479584a377a

作品は以下の特設配信サイトから配信限定でリリースしてます。

http://shouehara.sub.jp/onceandagain

 

作品の主な特徴

 

1.ライセンスはクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際

2.ツイートすれば楽曲をフリーダウンロード出来る

3.素材(パラデータ、ステムデータ)をGumroadで販売している。

まあなんだか分かりにくいですね。という事で順に解説していきます。

 

1.ライセンスはクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際

というのは、この作品での場合でざっくり言うと、特設サイトのURLを表示さえしてもらえれば、何をやっても大丈夫という事。何をやってもという具体例としては、この曲を他の映像に当てはめたり、素材からリミックスしたり、再度ミックスしなおしてみたり、何だってOKです。

 

2.ツイートすれば楽曲をフリーダウンロード出来る

特設配信サイトを見てもらえれば分かると思うんだけど、[ PC Zipfile Download&JapanTweet ]もしくは、[ PC Zipfile Download&EnglishTweet ]の部分をクリックすると、ツイッターログイン画面が出てきて、ログインすると同時に自分のアカウントで楽曲をダウンロードした旨のツイートがされて、楽曲のダウンロードが始まるという仕組み。

 

3.素材(パラデータ、ステムデータ)をGumroadで販売している。

楽曲を構成するそれぞれのパーツを丸ごと販売してます。ドラムのキックだけとか、歌だけとか、ピアノだけとかです。この素材から歌だけ抜き取ってリミックスしたり、ドラムを自分の楽曲で使ったり、用途は色々。特設配信サイトからGumroadのリンクに飛べます。

 

こんな感じです。

もうちょっとなんでこんな事したかを書いていきます。

 

完成曲はフリーダウンロードだけど、素材は$10で売るという形。

 

今曲が売れないとかなんとか色々言われてるじゃないですか。ミュージシャンが食えないとか色々。まあそんな中で、曲はフリーにして、ライブやグッズで稼ぐというやり方が最近ではある程度認知を得ている訳だけど、僕としてはやっぱり楽曲が金銭的な価値を失っていくのは悲しい。

 

アーティストが音源作るのはお金掛かってるし、さらに僕なんてレコーディングエンジニアだから、音源作るだけしか出来ない存在ですよ。他の方法で稼ぐという事を否定はしないけども、やっぱり楽曲そのものに金銭的な価値があって欲しいという願望です。そうした事から、完成形としての楽曲の他にも、素材というものにも利用価値があるんだから、値段を付けて販売してみようという事。

 

現状でもちょこちょこそういった素材を販売してるアーティストはいるけどね。それで素材を売るんだったら、より自由に使ってくれた方が価値があるので、CCライセンス表示という事にしてます。素材を買ってもらっても自由度が少ないんだったらあんまり意味ないよねって話です。

 

ツイートすれば楽曲をフリーダウンロード出来る仕組み。

 

ツイートすればダウンロード出来るようにしたのは、曲の拡散方法を模索したかったというのが大きいかな。僕はクリエイターとして無名だから、何もしなければ音源出したところで誰にも知られない訳です。けど、もうほぼ無理矢理だけども、楽曲をダウンロードしてもらったらツイート出来る仕組みがあれば少なくともそのダウンロードしてくれたフォロワーさんの目には止まるから曲を知ってもらえる可能性が出てくるよね。

 

このWEBサービスは、bouya Imamuraさんに製作してもらいました。この仕組みについてもbouya Imamuraさんのサイトで詳しく説明してもらってます。

http://www.imamura.biz/blog/web/webservice/17365

 

このWEBサービスの仕組み自体はどこまで可能性があるのかまだまだ未知数ではあるのよね。そもそもな話、Youtubeで聞けるのに楽曲をダウンロードする必要があるのか?とか、ツイッターログイン自体を嫌がる人も多いだろうと思う。でも僕としては、WEBサービスの仕組み自体はとても良いものを作ってもらったし、仕組みとして需要があるはずだから、もし今後曲を作る事があればこの仕組みで配信していきたいなと思ってます。